&fmldevel; の概要 &fmldevel; は &fml4; 相当のものを完全に一から書き直すプロジェクトです。 使い方の見かけは &fml4; に"似せて"います。 主な注意点は root での作業、 configure の使用、 そして /etc/fml/ 以下のファイル、 特に /etc/fml/main.cf というグローバルな設定ファイルです。 インストール作業の概略 以下で、特に触れていない概念(例: MLとは?)については &fml4; と同様です。 くわしくは &fml4; の資料( http://www.fml.org/fml/ や &fmlbible; )を適宜、参照して下さい。 さて、いつものように elena MLの作成過程を例にとりましょう。 インストールのおおまかな流れは次のようになります。 ソースをダウンロードして、展開して下さい。 ユーザ root でインストールをする。 まず、ユーザ fml とグループ fml を作成し、 configure および make を実行して下さい。 % su root # groupadd fml # useradd -m -g fml fml # ./configure # make install (デフォルトでは)インストーラは /usr/local/bin デフォルトでは /usr/local ディレクトリ以下に 適宜サブディレクトリが作られます。 configure のオプション で変更が可能です。 に fmldoc fmlconf fmlthread makefml fmlhtmlify fmlsch などをインストールします。 実は、 これらは /usr/local/libexec/fml の下の実体を呼び出す単なる wrapper です。 ユーザ fml で elena MLを作る。 % su fml % makefml newml elena MTA から fml を起動するために /etc/mail/aliases の設定などをしてください。 ML の動作テストをしてください。 ML のカスタマイズをする。 &fml4; と異なり root でインストールすることに注意して下さい。 MLを作る 方法は &fml4; と同様です。 現状では config.cf (設定ファイル) と fml を起動するために MTA が呼び出すファイルである include および include-ctl をインストールしてくれます。 % su fml % makefml newml elena % ls /var/spool/ml/elena config.cf include include-ctl カスタマイズは config.cf をエディタで編集して下さい。 とりあえず config.cf の先頭の ml_domain と ml_name が 正しいかどうかを確認して下さい。 config.cf の例 # ドメイン名 (参照: 以下のアドレスを見よ $ml_domain がこの値に展開される) ml_domain = fml.org # ML の名前 ml_name = elena # 管理者のアドレス maintainer = $ml_name-admin@$ml_domain # 投稿用のアドレス address_for_post = $ml_name@$ml_domain # コマンド用のアドレス address_for_command = $ml_name-ctl@$ml_domain include include-ctl aliases の書き方は &fml4; と同様です。 include ファイルの PATH がちょっと違いますが、 aliases の設定の仕方は一緒です。 /var/spool/ml/elena/include ファイルは "| /usr/local/libexec/fml/fml.pl /var/spool/ml/elena" /var/spool/ml/elena/include-ctl ファイルは "| /usr/local/libexec/fml/fml.pl /var/spool/ml/elena --ctladdr" aliases への追加は次のようにして下さい。 elena: :include:/var/spool/ml/elena/include elena-ctl: :include:/var/spool/ml/elena/include-ctl elena-admin: fml owner-elena: fml owner-elena-ctl: fml aliases はまだ makefml が生成していません ( &fmldevel; は virtual domain を前提にした扱いなので、 ディレクトリ構成などをもうちょっと考えたいので、まだ自動生成されていません。 もうちょっと待って〜)。 カスタマイズをする elena MLの設定のカスタマイズは /var/spool/ml/elena/config.cf を編集 して下さい。 フォーマットは postfix の設定ファイルと同様というとわかりやすいでしょう。 (&fml4; の config.ph よりは cf にやや近いですが) 適宜必要な項目だけを追加して下さい。 指定しない場合はデフォルト値が使われます。 デフォルト値はインストールしたバージョンに依存しており、 /etc/fml/defaults/バージョン番号/default_config.cf というファイル中で定義されています。 これは perl のライブラリが /usr/local/lib/perl/5.00503/ のように バージョン番号付のディレクトリに置かれるのと似ています。 また、ライブラリなどのインストール先も fml のバージョンごとに 別のディレクトリになっていることに注意して下さい。 この仕組みのおかげでアップグレードしても元に戻すのが簡単です。 これは &fml5; の特徴です。